無線機修理FAQ(よくあるご質問)
- 古い無線機が修理できるのはナゼ?
- 修理費・診断費はどれくらい掛かる?
- 修理後の保証は?
- オークションで落札したら動かなかった!
- 修理代金の支払い方法は?
- 納期はどれくらい?
- 部品の持込はできる?
- 修理不可品は処分してくれる?
- 修理品の直接持込・引き取りはできる?
- 部品・回路図の販売はしているの?
- オーバーホール・レストアすれば暫く壊れない?
- どんなエンジニアが修理を担当しているの?
- 単体で新スプリアス確認保証を受けられない機器の修理はできるの?
- 修理困難品の買取査定金額の目安は?
- お断りするケース(別ページ)
古い無線機が修理できるのはナゼ?
回答1:
メーカーが古い無線機を修理しない(できない)理由は、
① 補修用部品の在庫が無くなったから。(補修部品を処分済)
② 製品個々に設定しているサービス工数限界を超える可能性がある。
③ 診断工数内で故障箇所を特定できなかったから。(Assy在庫ナシ)
などが考えられます。
弊社では部品在庫を抱えることはなく、消耗部品・ケミカル品を除き補修部品は案件毎に調達する為、流通在庫が存在する限り修理可能です。国内調達できない場合には、海外の提携サプライヤー経由で部品調達も行います。バルク回収部品や非正規部品は原則的に使用いたしません。(メーカーの場合、製造分と同時に調達した補修用部品が枯渇した段階で修理不可となる)FAQメニュー
修理費・診断費はどれくらい?
回答2:
無線機のタイプや故障箇所によって異なりますが、軽微な作業は15,000円〜50,000円、大型機のファイナル交換は70,000円〜100,000円、大型リニア・真空管機のレストア作業は100,000円〜200,000円を要します。
軽微と思える内容でも修理箇所が複数ある場合は、個々の修理を完成させてから次の修理に移行するため、新たに故障箇所を診断する必要がございます。
メーカーは“サービス原価”を販売価格に添加しており製品個々に “工数限界” を設定しているため、故障診断を含む作業工数自体にも制限があり、修理できるのに「修理不可」と判定します。
診断工数1.0以内を“工数限界”に設定し、”故障箇所特定”と”部品調達可否判定”を行っています。その為、診断料は一律ではありません。多くのメーカーは診断工数を低めに設定しているため、直せる機器でも「修理不可判定」してしまうケースが多いのが実情です。希に「技量が低いからサクサク診断できないのでは?」とご指摘される方がおられますが、弊社で扱っているのは、メーカーが修理不可判定した機器であり、全く的外れです。弊社では診断工数限界を高く設定することで一台でも多くの機器を救済したいと考えます。FAQメニュー
修理後の保証は?
回答3:
原則として修理完了品の発送日から30日の間、同一箇所の故障に限り無償で再修理します。また、納品2年未満の同一箇所故障については、優待(有償)修理を承っております。但し、修理納品後にお客様ご自身が修理に触れたり、第三者が修理を試みて失敗した場合などは除外します。FAQメニュー
オークションで落札したら動かなかった!
回答4:
「○○○○○円で落札したものなので、○○○○円以下で直してくれ」という様な内容のご相談を多く頂戴します。お気持ちは理解できますが、落札価格(入手コスト)に工賃(弊社人権費)は比例しません。メーカー在庫の補修用部品は製造時に大量調達している為、市場流通の部品とは価格差が大きく、メーカーサービスで数百円の部品が一般流通では数千円になるケースも多々ございます。ジャンクと称される“多臓器不全的な個体”を安価に修理することは不可能です。新品の無線機をお買い求めください。FAQメニュー
修理代金の支払い方法は?
回答5:
作業終了後にメール添付でご請求書(PDF)をお送りします。10営業日以内に以下の方法でお支払い下さい。“お支払い方法”はお申し込み時にご指定ください。作業開始後は“お取引方法”を変更できませんのでご了承下さい。FAQメニュー
① 銀行振込
② クレジットカード(Paypalよりご請求します。)
納期はどれくらい?
回答6:
時期や混雑状況によって異なります。連休・お盆・お正月後の数週間は比較的に混み合っております。平均して、入場から修理可否判定まで数週間、作業開始から検品・納品まで数日〜数週間頂いております。また、作業の順番はご予約順とさせて頂いております。部品入手に時間を要する場合には、数ヶ月お待ち頂くこともございます。FAQメニュー
部品の持込はできる?
回答7:
原則的に契約サプライヤーから調達する部品は全て正規品になります。その為、通販業者から即時決済で購入した方が安く入手できる可能もございます。ご呈示した御見積よりも安価に部品調達できる場合には、ご自身が調達された部品持込頂くことも可能です。また、旧型無線機の場合、部品自体が製造打ち切り(ディスコン)になっているケースが多く、ジャンク固体から移植取付しなければ修理できないケースもございます。その様な場合には、部品調達をお客様にお願いすることもございます。但し、持込部品による修理の場合、如何なる保証もできませんこと、何卒ご承知ください。FAQメニュー
修理不可品は処分してくれる?
回答8:
買取査定のご希望(申込時に選択可能)が無い場合は、原則ご返却させて頂きます。買取査定についてはご希望に添えない場合もございます。FAQメニュー
修理品の持込修理・直接引き取りはできる?
回答9:
原則的にヤマト宅急便でお送り(入場)頂いております。また、以下の理由で持込対応ができません。
① 弊社付近に駐車スペースがございません。
② 修理品は全て社外(ヤマト運輸が管理)で保管しています。
③ 入場時期はお申し込みから数週間程度先になります。
④ コロナ禍の影響により、一切の対面サービスを中止しております。
以上、ご理解下さい。FAQメニュー
部品・回路図の販売はしているの?
回答10:
部品、回路図、サービスマニュアルなどの販売・頒布・コピーは行っておりません。FAQメニュー
オーバーホール・レストアすれば暫く壊れない?
回答11:
部品交換した補修済箇所については、部品のライフサイクルが更新されますので壊れ難くはなりますが、故障を予想することは困難です。また全部品を交換することは現実的に不可能です。末永くお使い頂くためには定期的なメンテナンスが不可欠です。古い機器を使用し続けるには、それなりの維持コストが掛かりますことを十分ご理解ください。因みに「予防交換」が有効な部品はレストア時に交換します。FAQメニュー
どんなエンジニアが修理を担当しているの?
回答12:
技術スタッフは、陸上無線技術士、総合無線通信士などの資格を有し、放送局(放送・中継技術)・航空無線局(地上・航空機)・その他、陸上無線設備、通信機メーカー、測定器メーカー等の設計・修理サービスに従事したプロです。また、弊社は大手通信機メーカーの “指定サービス・パートナー” です。FAQメニュー
単体で新スプリアス確認保証が受けられない機器の修理はできるの?
回答13:
修理は“原状回復”が目的です。不要輻射等の抑制対策(LPF、BPFなどの増設)については、修理の範囲ではお引き受けしておりません。別途ご相談ください。
また、送信系統の構成要素となる箇所について、代替部品を使用しなければ修理が出来ない場合がございます。この様な場合は技適離脱となるため“再保証”が必要になります。FAQメニュー
修理困難品の買取査定金額の目安は?
回答14:
市場調達が困難なメーカー特注部品のリビルトを目的としております。診断料額を上限として査定させて頂きますが、固体状態やドナー需要の都合等で査定対象にならない(ゼロ査定となる)場合もございます。買取を保証するものではございません。”電源が故障している機器”など、そもそも査定自体が出来ないケースもございます。 FAQメニュー