よくあるご質問

  1. 古い無線機が修理できるのはナゼ?
  2. 修理費・診断費はどれくらい掛かる?
  3. 修理後の保証は?
  4. 安価に入手したので格安で修理してほしい!
  5. 修理代金の支払い方法は?
  6. 納期はどれくらい?
  7. 部品の持込はできる?
  8. 修理不可品は処分してくれる?
  9. 修理品の直接持込・引き取りはできる?
  10. 部品・回路図の販売はしているの?
  11. オーバーホール・レストアすれば暫く壊れない?
  12. どんなエンジニアが修理を担当しているの?
  13. 担当エンジニアによって仕上がり方が違う?
  14. 新スプリアス確認保証を受けられない機器の修理はできるの?
  15. 修理困難品の買取査定金額の目安は?
  16. 使用測定器の精度・確度・校正は?
  17. 誤解されやすいこと、ご理解頂きたいこと
  18. お断りするケース(別ページ)

古い無線機が修理できるのはナゼ? 

 

 メーカーが古い無線機を修理できない理由は、

① 技術資料、補修部品を処分済みだから。
② 製品個々に設定しているサービス工数限界を超える可能性があるから。
③ 診断工数内で故障箇所を特定できなかったから。(Assy在庫ナシ)

 などが考えられます。

   当社が古い無線機を修理できる理由は、

  • 国内主要メーカー製品については1970年以降の回路図、サービスマニュアルの原本を保有しています。
  • 弊社では消耗部品・ケミカル品を除き補修部品は案件毎に調達する為、流通在庫が存在する限り修理可能です。
  • ファイナル用半導体、真空管、リレーについては極力常時在庫に努めています。
  • 国内調達できない部品は海外の提携サプライヤー経由で部品調達も行うほか、ロット発注で調達可能な場合は需給状態を考慮した上でデバイスメーカーへの特注も行っています。バルク回収部品や非正規部品は原則的に使用いたしません。

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当社ライブラリーのサービスマニュアル原本

サービスマニュアルの保管状態(FT-655の例)

ファイナル用半導体素子:常時40種類以上を在庫

真空管:常時20種類を大量在庫

リレー:常時30種類以上を大量在庫

 


修理費・診断費や内訳について知りたい?

  • FMモービル機の軽微な修理は15,000円〜25,000円
  • 50Wクラスのモービル機ファイナルモジュール交換は35,000円〜65,000円
  • 50W〜100Wクラスのオールモード機のファイナルトランジスタ(FETを含む)交換は40,000円〜80,000円
  • 大型機のファイナル交換は 70,000円〜120,000円
  • 500Wを超えるリニアアンプの修理、業務受信機・真空管機のオーバーホール作業は 80,000円〜200,000円
  • 「診断・お見積り」のみの場合は、基本工賃(工数1.0)相当をご負担頂きます。(基本工賃は機種ごとに異なります)
  • トランス交換、外装塗装・錆取りを含むレストア作業についてはお問い合わせください。

複数箇所の修理については、個々の修理を完成させてから次の修理に移行するため、新たに故障箇所を診断(二次診断)する必要があります。

中には一台の無線機を分解(半田を外して)して部品組付けを行うため、新品の値段を遥かに超える高額な費用となる場合もございます

工賃には診断・調達・交換・調整・検証・起票・荷解き・梱包・発送・その他が含まれます。 FAQメニュー


修理後の保証は?

 

 原則として修理完了品の発送日から30日の間、修理箇所の故障再発に限り無償で再修理します。また、納品2年未満の同一箇所故障については、優待(有償)修理を承っております。但し、修理納品後にお客様ご自身が修理に触れたり、第三者が修理を試みて失敗した場合などは除外します。ファイナル増幅素子については保証適用外です。 FAQメニュー


安価に入手したので格安で修理してほしい!

 

 「オークションで ○○○○○円で落札したので、○○○○円以下で直してくれ」という内容のご相談を多く頂戴します。お気持ちは理解できますが、商品価値に工賃(人権費)は比例しません。メーカー在庫の補修用部品は製造時に保守分も調達している為、市場流通の部品とは価格差が大きく、メーカーサービスで数百円の部品が一般流通では数千円になるケースも多々ございます。“多臓器不全的な個体”を安価に修理することは不可能です。また、”製品への愛着”よりもコストを優先される場合は新品の無線機をお買い求めください。 FAQメニュー


修理代金の支払い方法は?

 

 作業終了後にメール添付でご請求書(PDF)をお送りします。必ず10営業日以内に以下の方法でお支払い下さい。“お支払い方法”はお申し込み時にご指定ください。作業開始後は“お取引方法”を変更できませんのでご了承下さい。FAQメニュー

① 銀行振込
② クレジットカード(カード決済代行会社 Square Inc, よりご請求します。)


納期はどれくらい?

 

 入場から修理可否判定まで数週間、作業開始から検品・納品まで数日〜数週間頂いております。また、作業の順番はご予約確定順とさせて頂いております。オーバーホール・レストア、部品入手に時間を要する場合には数ヶ月お待ち頂くこともございます。時期や混雑状況によって異なります。
連休・お盆・お正月後の数週間は比較的に混み合っております。FAQメニュー


部品の持込はできる?

 

 サプライヤーから調達する部品は全て正規品になります。その為、通販業者等から即時決済で購入した方が安く入手できる可能もございます。ご呈示した御見積よりも安価に部品調達できる場合には、ご自身が調達された部品持込頂くことも可能です。また、旧型無線機の場合、部品自体が製造打ち切り(ディスコン)になっているケースが多く、ジャンク固体から移植取付しなければ修理できないケースもございます。その様な場合には、部品調達をお客様にお願いすることもございます。但し、持込部品による修理の場合、如何なる保証もできませんこと、何卒ご承知ください。FAQメニュー


修理不可品は処分してくれる?

 

 買取査定のご希望(申込時に選択可能)が無い場合は、原則ご返却させて頂きます。買取査定についてはご希望に添えない場合もございます。修理中止などで診断料をご請求する際に、突然「修理品による物納」をお申し出されるケースがございますが、こちらはお断りさせて頂きます。FAQメニュー


修理品の持込修理・直接引き取りはできる?

 

 ヤマト宅急便でお送り(入場)頂いております。
また、以下の理由で持込対応ができません。

① 弊社付近に駐車スペースがございません。
② 修理品は全て社外(ヤマト運輸が管理)で保管しています。
③ 入場時期はお申し込みから数週間〜数ヶ月程度先になります。

 以上、ご理解下さい。FAQメニュー


部品・回路図の販売はしている?

 

 部品、回路図、サービスマニュアルなどの販売・頒布・コピーは行っておりません。FAQメニュー


オーバーホール・レストアすれば暫く壊れない?

 

 部品交換した補修済箇所については、部品のライフサイクルが更新されますので壊れ難くはなりますが、古い機器の故障を予想することは困難です。また全部品を交換することは不可能です。末永くお使い頂くためには定期的なメンテナンスが不可欠です。古い機器を使用し続けるには、それなりの維持コストが掛かりますことを十分ご理解ください。因みに「予防交換」が有効な部品はレストア時に交換します。FAQメニュー


どんなエンジニアが修理を担当している?

 

 技術スタッフは、陸上無線技術士、総合無線通信士などの資格を有し、放送局(放送・中継技術)・航空無線局(地上・航空機)・その他、通信インフラ、陸上無線設備、通信機メーカー、測定器メーカー等の設計・修理サービスに従事したプロです。

 弊社は大手通信機メーカーの “指定サービス・パートナー” です。FAQメニュー


担当エンジニアよって仕上がり方が違う?

 

 技術スタッフ(各事業所)は常にナレッジを共有しています。施工後は主任エンジニアが出場検査を行い、8時間程度の負荷試験を実施後に仕上がり動画撮影(工数1.5以下の軽微な作業では割愛)しています。納品後、問題が発生した場合は担当エンジニアが対応させて頂きます。技術スタッフは全員本職のプロです。
趣味で修理されている方々が口にされる、「ボランティアだから・・」という様な泣き言は一切言いませんのでご安心ください。
FAQメニュー


新スプリアス確認保証が受けられない機器の修理はできるの?

 

 修理は“原状回復”が目的です。不要輻射等の抑制対策(LPF、BPFなどの増設)については、修理の範囲ではお引き受けしておりません。改造について別途ご相談ください。
また、送信系統の構成要素となる箇所について、代替部品を使用しなければ修理が出来ない場合がございます。この様な場合は技適離脱となるため“再保証”が必要になります。FAQメニュー


修理困難品の買取査定金額の目安は?

 

 市場調達が困難なメーカー特注部品のリビルトを目的としております。診断料額を上限として査定させて頂きますが、固体状態やドナー需要の都合等で査定対象にならない(ゼロ査定となる)場合もございます。買取を保証するものではございません。”電源が故障している機器”など、そもそも査定自体が出来ないケースもございます。 FAQメニュー


測定器の精度・確度・校正は?

 

 当社各事業所使用の測定器類は全てリース会社による定期校正を実施しています。また周波数カウンター、基準信号発生装置はGPS常時校正方式を採用しています。各事業所の測定器についてはこちらのページに記載しています。 FAQメニュー

外部REFによる常時校正中の基準信号発生装置

外部REF用GPSアンテナ測位中の様子

誤解されやすいこと、ご理解頂きたいこと

修理費用が高い?

 そもそも当社はメーカーではありません。製造販売者責任行為(アフターサービス)として修理をお受けしていませんため、係る費用はすべてお客様にご負担いただいております。また、修理部材の多くは海外調達や特注となるため、メーカー在庫の補修部材よりも割高となります。その他の業務プロセスにも多くのリソースを要し、高額な測定機器類(高級車よりも高額な機器です)の維持管理、その他経費を考慮したうえで、事業存続限界点レベルの料金設定を行っています。

 他社や個人の方が趣味の延長でやられている修理請負の場合、安く修理できるケースも多々ございます。そこは、お客様がご選択頂ければ宜しいかと存じます。創業来10数年にわたり多くのリピーターにご愛顧頂いており、事業存続ができなくなるような安請け合いは致しかねます。

診断料ってなんだ?

 昨今メーカー修理においても診断料のご請求は常識化しています。修理作業におきまして、故障箇所の特定で3割以上の作業が終わると言われています。すなわち診断能力がもっとも重要なスキルといっても過言ではありません。本来なら診断に係るすべての費用をご請求させて頂きたいところではありますが、当社では診断に係る最大工数を1.0(例外を除く)と定めており、これを超える場合はいわゆる「サービス残業」です。(汗)因みに当社規定の工数とは、工数1.0で3時間程度の作業に相当します。即ち一日の限界工数は3.0程度です。陸技、総通士、航空通士等、有資格の特殊技能労働者がワークすることをお考えください。これらに間接費、設備費、営業経費が添加されますので、例えばお見積り後に修理作業キャンセルとなりますと、会社は大赤字です。趣味市場はパイ自体も極端に小さくこれらを営業損失として吸収することは不可能です。もちろん大手無線機メーカーの技術人件費の半分以下です。「メーカーの診断料は3,000円だぞ!」と目を三角にされるOMもおられますが、メーカーはアフターサービスですから費用の殆どは販管費から捻出しています。当社はとても追随できません。

規約や重要事項説明を読むのが面倒?

 当社はインターネットを通じてオーダーを頂戴しています。即ちお互いの顔が見えない分、消費者・業者間の信頼関係が最も重要です。上に記した診断料を巡るトラブルが最も多く、中には修理品を置き去りされる方もおられます。当社は廃品回収業者ではありません。やむなく法的手段をこうじるケースも年々増えています。また、修理品が製造から40年以上経過しているにも拘わらず、軽微な修繕のみで新品状態への復帰をイメージされてしまうお客様もおられ、これらもトラブルに発展します。お客様、当社双方の利益を考慮すると、現代の価値観に沿ったコンプライアンスを遵守する以外に術がございません。その為に、長ったらしい修理規約になってしまっております。お申込みフォームには、これらに同意したことをご確認頂くためのチェックボックスを設けています。しかし、実際にはこれらを読まずに「既読チェック」されるケースが多いことは誠に遺憾です。文字が小さくて読みにくい場合は、ブラウザーの拡大・縮小機能をご活用ください。

転売ヤーの存在

 中には最初から転売目的で、「見積が見合わない際には修理品を捨て去る」ことを前提に「偽名」で申し込まれるケースも確認しています。当社顧客データベースを検索すると、過去に異なる名前、異なる近隣住所から申し込まれているのに、何故か携帯番号が同じという、明らかにおかしな申込みも存在します。この様な場合、修理品の受け取りはヤマト営業所留め置きを指定されるので、ニセ住所でも問題ないわけです。そもそも詐欺行為ですので、確認した際には警察へ通報します。

 以上について一つでも納得できないとお感じになられる様でしたら、当社への発注はお控え頂きたく存じます。


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